LSDをやらない言い訳
Long Slow Distance。薬物ではない。
ベーストレーニングとして有名ですが、ホセ・ヘルミダの記事読んでからアマチュアの視点で必要なのか考えてみた。
結論から言うと仕事している限りやっている暇あるなら休みましょう。
・時間の根拠
ロードバイクだと長時間(6~8時間)が記事などで見られるがその根拠はプロの走行時間から来ていると思われる。
クラシックや世界選手権を目標に調整する選手はそれくらいの時間競技するわけなので最大が8時間程となっている。大半はグランツールの1ステージ分、5時間前後と推測される。プロでも一日の競技時間以上は必要がない。
日本のアマチュアレースだと最長でおきなわ210kmあたりだと思われる大体6時間弱が最大。目標となるレースで変わる。
・有効性を得るには
レースで必要なフィジカルはベースパワー、耐インターバル、スプリントが主だと思われる。LSDは全域に効果を及ぼすが優先度は上記3つよりも低い。
上記3つのトレーニングは強度が高く疲労する。休養しないことには強度の高いトレーニングができないので優先度は休養>高強度>LSDとなる。
プロはステージレースでは回復しながら走る事も必要なので高強度トレーニングできない時間をLSDにあてる。
アマチュアが一日に十分な休養をとり、高強度をこなした上で目標となるレース時間を捻出できる人には有効である。
アマチュアは高強度だけすればいい、ではなくやるべき高強度だけしかする時間がない。時間は平等なのだから。